GPSとアインシュタイン
うちの子供は受験生です。
理系に行きたいそうで物理を勉強しています。
理系の知識は一体どんなところで一般社会で役立つのかと思うと
理系の人はみんな大好き相対性理論、
かの有名なアルベルト・アインシュタインが発表した論文ですが
これはGPSの技術に使われているそうです。
(お盆の間、これにちょこっとハマり色々なものを読みました。)
どんな技術かというと相対性理論では光速(度)不変の原理というものがあり
光の速度(秒速約30万㎞)は常に変わらない。
速度が一定のため変わるのは時間と距離の方で
(昔 習った、【は(速さ)じ(時間)き(距離)】の公式を思い出してください)
物体の速度が光速に近づけば近づくほどそれに流れる時間が遅くなる、そうです。。。
にわかに解釈しづらい法則ですが、GPSに使う衛星はとんでもないスピードで
地球を周転しているので相対性理論を使って位置情報や現在時間を補正しないと
位置情報がずれずれになり使い物にならないそうです。
速度が速くなればなるほど時間が遅くなるとかタイムマシン作れるんじゃないか!と思うような夢や
ロマンがある話しにも感じましたが、どうも実際にはそんなに時間差が出るものでもないらしく、
かつ、アインシュタインさんのお話しによるとどんなに技術の粋を集めて速い乗り物を作ろうとしても
そもそも物体は光速を超えることはできないそうで、
M78星雲や14万8000光年離れたイスカンダルへ行くのは現実的には無理らしいです。
わくわくしながら読んでいて最後に少し残念な気持ちになりました。
とは言えそんな難しい理論や技術が実際には自分の身近なところで役に立っているのを知り
見聞を広げるだけでなく掘り下げても面白い発見があるな、なんて思いました。
岡村